ソーラーエナジー・いわき 太陽光発電所

2011年3月11日の東日本大震災は、東京電力福島第一原子力発電所から放射性物質を放出する事故をもたらし、今だ約13万人以上の原発周辺住民が避難しています。

県南部に位置するいわき市も甚大な被害を受けましたが、原子力発電所から50km離れているために、2万人以上の方々が避難しています。

しかし大震災後約3年が過ぎた今も、除染が進んでいるとはいえず、ふるさとに帰ることを諦めて新天地への移住を決断する家族も目立ってきています。

国は原発事故直後に「再生可能エネルギー法」を制定し、2012年7月から施行しました。

原発事故の直接被災地である福島県は、「原発依存ゼロ」を宣言し、再生可能エネルギー導入への道を歩き始めています。

いわき市山田に開設するこの1メガの太陽光発電所は、このような状況を背景に計画を進めてまいりました。

行政ではなく、大手企業でもない、私たちいわき市民がNPOと事業会社を立ち上げて、自らの土地を活用し地元の金融機関の理解を得て、環境に配慮したエネルギー作りに貢献すべく立ち上げてきたプロジェクトです。

さらに発電で得られる収入の一部を復興に向けての活動に役立てたいと考えています。

私たちは、この太陽光発電所を「いわき市民の、いわき市民による、いわき市民のための太陽光発電所」と位置付けています。

このプロジェクトを計画してから、市や県、地元の事業者、実に多くの方々のご協力をいただきましたこと、心より感謝いたします。

ソーラーエナジー・いわきの太陽光発電所の活動が、「復興と地域の活性化」の新たな拠点づくりになるよう頑張りますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

                            2014年4月吉日